ひとつには、作文的な要素を中心とした表現力を重視している出題が非常に多いからです。
私立中入試を批判的に見る立場からの出題とならざるをえないため、どうしても単純な知識問題や計算技能を問うようなかたちでの出題はしにくい背景があります。
となると、紋切り調の「○○を解きなさい」という設問形式は採用しにくくなります。
自分の考えを表現する、という命題が事前に存在するのが、現在の公立中高一貫校の状況といえるかもしれません。
もちろん、学校による差もあり、一概に決めつけることはできないのですが、いわゆる受験学力とは違ったものを要求される要素が強く、男女比較でいうなら、より女子にとってやりやすい内容と思います。
そういうこともあって、公立中高一貫校と私学との併願者割合は、一般にいわれているより、低い状況にあります。
さらに、調査書の問題もあり、果たして本当に公平、公正な選抜機能がはたされているかどうかは、より重要なこととして検討されるべきことだと思います。
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